突板は「つきいた」と読みます。
無垢の板を0.3~0.6mm程度の厚さに薄くスライスしたもののことで、西洋では古くから家具作りや楽器作りに用いられて来ました。
この突板を、基材となる合板(圧縮繊維板や積層板など)に圧着したものを突板合板(つきいたごうはん)と呼びます。
無垢材に比べ反りや伸縮が圧倒的に少ないという長所に着目し、クラポでは可動棚板や家具の背板にこの突板合板を積極的に用いています。
いたずらに無垢材を消費するのではなく、適材適所を考え、その家具を作るに最もふさわしい材料や工法を選びたいと考えています。
無垢の板と同様に、突板(つきいた)も天然素材です。
同じ素材、同じ仕上げであっても、完成した家具と、サンプルやサイトの画像でご覧いただいた家具とでは木目や色の様子が異なる場合があります。
無垢材と同じく経年変化しますが、その度合いや速度が無垢材とは若干異なる場合があります。
突板合板はほとんど伸び縮みはしませんが、全くしないわけではありませんので、取扱いについては無垢の木と同様の配慮をお願いします。
突板合板の表面を鋭利なもので強く擦ったり、強い打撃を加えれば、突板を破って下地が露出してしまいます。
これを修復することはできませんのでご注意ください。
お引受けできないことがあります
色味や木目の様子は指定できません。
「なるべくやさしい感じの木目を希望します」
「事例C-○○のような木目は避けて下さい」といったご要望にはお応えできません。
・無垢材について知っておいて欲しいことは→こちらのページ