どの木材で作った家具も、年数を経るに従って色合いに変化が生じます。これを経年変化と言います。
家具を置く環境(日光の当たり具合など)によって、変化のしかたは変わります。
また、木材の種類によっても変化のしかた(色が濃くなる、明るくなる、変化の早さや程度など)は異なります。
ウォールナット材の経年変化
右の椅子は出来上がったばかりのもの
左の椅子は製作してから数年経ったもの
左は出来上がったばかりのもの
右は製作してから数年経ったもの
ウォールナットの家具は出来上がったときは、濃い茶褐色をしています。
年月が経つうちに、次第に色が明るくなっていき、少し黄色みを帯びてきます。
こうした経年変化は家具を置く環境やお手入れの仕方によって、変化の具合は変わります。
太陽の光(紫外線)が直接当たる場所に置いてあると、ウォールナットの色はより明るく変化していきます。
また、 オイルフィニッシュで仕上げた家具は水には強くありませんので、普段のお手入れはからぶきを主体にしてください。
汚れがついた場合にはかたく絞った布巾で拭き取ってください。
水分をたっぷり含んだ布巾でお手入れを続けると、家具表面のツヤがなくなり、色褪せたように変化してしまいますのでご注意ください。
※仕上げについては 「オイルフィニッシュについて知っておいてほしいこと」
「ウレタン塗装について知っておいてほしいこと」 を必ずご一読ください。
チェリー材の経年変化
左は出来上がったばかりのもの
右は製作してから数年経ったもの
製作してから数年経ったチェリー天板の上に
新しいチェリー材のサンプルを置いて撮った写真です
チェリーの家具は出来上がったときは、薄い黄褐色(ピンクがかった薄い茶色)をしています。
年月が経つにつれて、濃い赤褐色に変化していきます。
最初の一年くらいの変化が大きく、それ以後の変化は少なくなります。
また、経年変化は木材によって個体差がありますし、家具を置く環境やお手入れの仕方によって、変化の具合は変わります。
家具の上の同じ場所に物(花瓶、置物など)を置いたままにすると、日焼けの跡がのこる場合がありますので、最初の半年~1年間くらいは注意してください。
それ以後はそれほど気にしなくてもよいかと思います。
また、 オイルフィニッシュで仕上げた家具は水には強くありませんので、普段のお手入れはからぶきを主体にしてください。
汚れがついた場合にはかたく絞った布巾で拭き取ってください。
水分をたっぷり含んだ布巾でお手入れを続けると、家具表面のツヤがなくなり、色褪せたように変化してしまいますのでご注意ください。
※仕上げについては 「オイルフィニッシュについて知っておいてほしいこと」
「ウレタン塗装について知っておいてほしいこと」 を必ずご一読ください。